2019年6月27日(木)

正社員の賃金、4年ぶり減 20代・女性は増

2018/2/28 19:14
保存
共有
印刷
その他

厚生労働省が28日公表した賃金構造基本統計調査によると、2017年の正社員の1カ月分の賃金は32万1600円で、前年より減少した。正社員賃金が減るのは4年ぶり。年代別には20代が上がったが、30代後半~50代は減った。男女別では女性は微増。企業は賃上げを進めているが、比較的給与が低く不足感が強い若年層に偏りがちな実態が浮かび上がった。

調査は従業員10人以上の職場約5万カ所を対象に、17年6月の基本給を集計した。

正社員の男性は34万8400円で前年比0.2%減。年代別では、若年層が0.5%程度増えた一方で45~49歳で1.8%と大幅に減った。40代後半は団塊ジュニア世代にあたり層が厚いため、企業は人件費を増やさないために1人当たりの給与を減らしている可能性がある。

女性正社員の賃金は26万3600円で0.6%増えた。

賃下げ圧力は規模の大きい企業ほど強い。大企業(従業員千人以上)で働く正社員の賃金は前年に比べて0.4%減少した。一方で、従業員100人未満の小企業は0.6%増えた。

厚労省は「従来の年功序列が崩れ職務に応じた賃金体系になってきている」と説明している。ただ、基本給が増えなければ消費につながらないとの懸念もある。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報