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FRB新議長「さらなる利上げ最善」 株安は静観

【ワシントン=河浪武史】米連邦準備理事会(FRB)のパウエル新議長は27日、就任後で初めての議会証言に臨み「米経済は堅調で、さらなる段階的な利上げが最善だ」と表明した。雇用改善で「今年は物価が上向く」と指摘。株価急落など動揺もみられる金融市場には「いくらか反転したが、現時点で景気見通しに大きな影響はない」と静観する考えを示した。

2月5日にFRB議長に就任したパウエル氏は、下院金融サービス委員会で証言と質疑応答に臨んだ。物価上昇率は目標の2%を下回ったままだが「停滞は一時的な要因で、今年は上向く」と強気な見方を表明。「雇用と物価という2つの目標を達成するには、さらなる段階的な利上げが最善な策だろう」と述べ、引き締め路線を堅持するとした。

パウエル氏が議長に就任した2月5日に米株価が急落するなど、市場には利上げの本格化に警戒感もある。証言では「金融環境はなお緩和的だ。景気や雇用、物価の見通しに現時点で大きな影響はない」と指摘した。

FRBは年3回の利上げを基本シナリオとしてきた。パウエル氏は「経済の過熱を回避しながら2%の物価目標を達成するというバランスを取っていく」と主張。インフレ懸念が強まれば利上げを加速し、一方で物価停滞が長引けば引き締めを減速する柔軟な政策運営を目指す考えを表明した。

パウエル氏は議長就任後の宣誓式などで短いコメントを公表したことがあるが、金融政策や景気判断を詳述するのは初めて。下院に続き、3月1日には上院銀行委員会でも同様に証言に臨む。

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