2019年5月24日(金)

南ア 内閣改造を実施もズマ派入閣に懸念

2018/2/27 19:13
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【カイロ=飛田雅則】南アフリカのラマポーザ大統領は26日、就任後初となる内閣改造を実施した。緊縮財政を主張し対立したズマ前大統領により更迭されたネネ氏が財務相に復帰した。ラマポーザ氏は財政再建や市場からの信頼回復を狙う。ズマ派も入閣しており改革を危ぶむ声もある。

ラマポーザ氏は「刷新や経済の回復、変革という課題の中で継続性と安定性のバランスに配慮した」と強調した。財務相に就任するネネ氏は金融市場から信頼が厚い。同じく財務相を更迭されたゴーダン氏も公共企業相に指名された。国営企業の改革に取り組み、財政再建につなげる狙いだ。

ただ、ズマ氏の元妻のドラミニ・ズマ氏が大統領府相に指名された。与党の副議長で、腐敗疑惑があるマブザ氏を副大統領に据えたことを懸念する声も出ている。そのほかにもズマ氏に近い人物が入閣している。ヨハネスブルク大学のデビッド・モール教授は「混乱を回避するため、ズマ氏との妥協の産物だ」と指摘する。

汚職疑惑で辞任を迫られたズマ氏に代わり、ラマポーザ氏は15日に大統領に就任していた。内閣改造を受けて野党から「弱い大統領だ」との批判が出ている。

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