UACJ社長に石原氏 筆頭株主・古河電工は役員人事に反対

2018/2/27 19:01
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アルミニウム圧延国内最大手のUACJは27日、石原美幸取締役兼常務執行役員(60)が6月21日付で社長に昇格する人事を発表した。ただ同時に発表した岡田満社長(61)の副会長就任や山内重徳会長(69)の留任について、筆頭株主の古河電気工業が反対を表明し、人事案の再考を求めた。

UACJは2013年にアルミ圧延大手の古河スカイと住友軽金属工業が経営統合し誕生した。UACJ発足後、初めての社長交代となる。

石原氏は住友軽金属出身。製造所での勤務が長く、現在は生産を統括する生産本部長を務める。 岡田社長は古河スカイ出身で、12年に同社の社長に就任。13年の経営統合後はUACJの社長としてタイや米国などの海外投資を進めてきた。山内会長は09年から住友軽金属の社長を務め、13年からはUACJの会長に就任していた。山内氏は現職のまま留任し、3人が代表取締役となる。

だがUACJの24・9%の株式を保有する筆頭株主の古河電工は同日、この役員人事の再考を求めると表明した。石原氏の社長就任には反対しないが、山内氏と岡田氏の実績を疑問視。「石原新社長の経営手腕を十分に発揮していただけるような環境を整えていきたい」(古河電工の小林敬一社長)として、両氏の取締役退任を求めた。

人事案に変更がなければ6月21日の株主総会で反対票を投じ、新日鉄住金やみずほ銀行などの大株主に対しても同調するよう呼びかける。

石原 美幸氏(いしはら・みゆき)81年(昭56年)名大工卒、住友軽金属工業(現UACJ)入社。12年執行役員、17年取締役兼常務執行役員。岐阜県出身。60歳

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