規制解除前の阿蘇火口公開 28日観光再開へ安全祈願

2018/2/27 11:15 (2018/2/27 12:39更新)
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熊本県・阿蘇山の関係自治体などでつくる阿蘇火山防災会議協議会は27日、立ち入り規制が28日解除される中岳第1火口を報道陣に公開した。解除を受け約3年半ぶりに観光客が訪れることになり、阿蘇市観光協会はこの日、火口付近の神社で安全祈願祭を開催した。

火口付近に位置し、復旧のめどが立たないロープウエーの駅舎は、爆発的噴火によるとみられる被害で屋根に大きな穴がいくつも開いていた。火口に近づくと、噴石ででこぼこになったコンクリートや退避壕(ごう)がむき出しとなり、木製の落下防止柵越しに白い煙が噴出しているのが確認できた。

第1火口は2014年8月に小規模噴火が発生し、噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)に引き上げられて以来、周辺への立ち入り規制が続いていた。16年10月の爆発的噴火では山上の設備が大規模な被害を受け、17年2月に警戒レベルが1(活火山であることに留意)に下がった後も復旧作業が行われていた。

今月26日に協議会が開いた会合で、転落防止柵やガス検知器といった見学者の安全を確保する設備が復旧したとして解除が決まった。

噴石で傷ついた周辺の歩道や、くぼ地にかかる橋などの工事は規制解除後も続けられる。

公開に先立ち執り行った安全祈願祭には、周辺自治体や観光業界の関係者約20人が出席した。協議会長を務める佐藤義興阿蘇市長は「火口見学再開を決定でき、うれしく思う。安全対策を強化したい」とあいさつした。〔共同〕

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