2018年6月24日(日)

米UPS、EU当局を提訴 同業買収阻止で損害

2018/2/27 7:45
保存
共有
印刷
その他

 【ニューヨーク=西邨紘子】米物流大手UPSが、オランダの同業TNTエクスプレスの買収計画を欧州連合(EU)の欧州委員会が不当に阻止したことで損害を被ったとして、同委員会に17億4200万ユーロ(約2300億円)の支払いを求める訴えを起こしていたことが分かった。26日、EUが公開した官報で明らかになった。

 UPSは2012年にTNTと買収で合意した。だがEU当局の承認を得られず、13年に買収を断念。同年、EUの判断が不当として当局を訴えた。

 17年、EUの一般裁判所がUPSの主張を支持する判断を下した。UPSはこれを受け、同年12月に今回明らかになった損害賠償を求める訴えを起こした。

 EU当局は一般裁判所の判断を不服として、司法裁判所(最高裁判所に相当)に控訴しており、18年7~9月期に判断が出る見通し。UPSがEUに求める損害賠償の支払いについても、同判断を待つことになる。TNTはUPSによる買収破談後、米競合フェデックスに買収された。

保存
共有
印刷
その他


[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報