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笑顔と涙のカーリング「銅」 努力重ねた司令塔、藤沢

2018/2/24 18:18 (2018/2/24 23:06更新)
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【平昌=桜田優樹】カーリング女子の日本代表、LS北見が24日夜の3位決定戦で英国を破り、銅メダルを獲得した。スキップの藤沢五月選手(26)は超攻撃的なショットが持ち味だ。中部電力時代には日本選手権を制するなど、2014年のソチ大会の大本命とされたが、出場を逃した。人一倍の努力を重ねた名スキップは、誰よりも強い思いで五輪の舞台に立ち、念願のメダルをつかんだ。

銅メダルを獲得し、抱き合うカーリング女子日本代表の藤沢選手(右端)ら(24日、江陵)=山本博文撮影

銅メダルを獲得し、抱き合うカーリング女子日本代表の藤沢選手(右端)ら(24日、江陵)=山本博文撮影

第10エンドの英国選手が投げた最後のショット。ストーン(石)同士が触れあって日本の石がハウスの中心にきた瞬間、リンクが歓喜の叫びに包まれた。「きゃー」。藤沢選手らLS北見の4人は笑顔と涙で抱き合った。

藤沢選手がカーリングを始めたのは5歳。1998年長野大会の日本代表候補だった父、充昌さんの影響を受けた。小学生から高校生までの間、指導していた北見カーリング協会の安斉秀一会長(59)は「失敗を恐れない子で、何でも思い切り取り組んでいた。どんな小さな試合でも負ければ悔し涙を流していて、負ければ負けるほど強くなった」と話す。

安斉会長が監督を務めた北海道北見北斗高校時代には世界ジュニア選手権にも出場。実力は常に世代のトップを走り、強豪、中部電力からスカウトされた。中部電ではスキップとして日本選手権を制するなど、ソチ大会の大本命とされていた。しかし代表決定戦で北海道銀行にまさかの敗北。失意のどん底を経験することになる。

結果が出ずに苦しんでいた時、LS北見の本橋麻里選手(31)から声をかけられた。「ここならば自分を変えられるかもしれない」。そんな思いから2015年春に移籍を決断した。

移籍時、LS北見の小野寺亮二コーチ(57)は「スキップの席は確約されていないよ」と声をかけた。「発破を掛ける意味もあったが、誰よりも走り込みや体幹トレーニングを行っていた。五輪出場を目指す気持ちは人一倍強かった」と振り返る。

17年9月、古巣の中部電との代表決定戦を制し、五輪代表の座をつかんだ時、「一番喜んでいたのは五月だ」(小野寺コーチ)。世界での実戦を重ね、最適なショットを選ぶ賢さも加わった。小野寺コーチは「誰もが認める日本トップのスキップに成長した」と話した。

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