フィギュア女子2選手、地元も応援 「力出し切って」
平昌冬季五輪のフィギュアスケート女子フリーが行われる23日、メダル獲得が期待される京都市出身の宮原知子選手(19)と神戸市出身の坂本花織選手(17)の地元では住民らが応援した。

NHK京都放送局(京都市中京区)ではパブリックビューイング(PV)があり、開場した午前10時ごろからファンらが続々と会場に集まった。各国の選手の演技が始まると競技の映る画面から目を離さず、演技が終わるたびに拍手が鳴った。

宮原選手は21日のショートプログラム(SP)で4位の好位置につけた。京都市右京区の無職、大菅昇さん(61)は「SPは自宅で観戦したが、メダル獲得の可能性もあり今日は大勢で京都からエールを送りたい。自分の演技に集中してベストを尽くしてほしい」と話した。
坂本選手が通う神戸野田高校(神戸市長田区)に近い新長田1番街商店街でも23日、商店街前に置かれたテレビを見ながら買い物客らが応援した。
商店街には五輪への出場を祝う横断幕が掲げられている。カメラ店主の小谷裕二さん(58)は「SPの勢いのまま、フリーでもミスなく思い切り滑ってほしい」とメダル獲得に期待をかけ、同区の主婦(43)は「笑顔がかわいらしくて好感が持てる。最後まで悔いなく力を出し切って」と話した。