NTT千葉事業部、小学生に公衆電話の使い方周知

2018/2/22 23:00
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NTT東日本千葉事業部(千葉市)は携帯電話の普及に伴って公衆電話のかけ方が分からない子供が増えているとして、今月から県内の小学校(805校)で公衆電話の使い方を解説したチラシとポスターの配布を始める。大地震などの緊急時に親などに連絡できるように、平時から使い方を周知していく狙いだ。

公衆電話の使い方をイラスト・写真入りで紹介(千葉県内の小学校に配布するチラシ)

公衆電話は2011年の東日本大震災を機に、非常用電話としての役割が再認識されている。携帯電話では発信が殺到して回線が急激に混み合うと通信規制されるが、公衆電話は比較的つながりやすく、停電時でも使用できる利点がある。

ところがNTTが昨年12月に実施したインターネット調査では、公衆電話を使った経験のない小学生が85%に達した。電気通信事業法では市街地は500メートル四方、それ以外は1キロメートル四方当たり1台の設置が義務付けられているが、1990台半ば以降の携帯電話の爆発的な普及により、全国の公衆電話は急激に撤去が進んだ。千葉県内でも1991年度の3万台をピークに、現在は約7300台まで減少している。

今月から希望があった学校に配布する小学生向けのチラシでは、公衆電話のかけ方を(1)受話器を取る(2)お金かテレホンカードを入れる(3)電話番号を押して話す――と写真付きで説明。チラシの一部は「公衆電話の使い方カード」として持ち歩き用に切り取ることもでき、110番や119番などの緊急通報ダイヤルのほか、災害時に音声で伝言を録音し家族などの間で安否確認ができる「災害用伝言ダイヤル171」の使い方も記載されている。

NTTは3月末までに「公衆電話のかけ方」「災害用伝言ダイヤル171の使い方」を説明するシールを県内すべての公衆電話に貼る予定だ。千葉事業部の広報担当者は「緊急時の連絡手段として公衆電話があることを小学生に知ってもらい、家庭でも話題にしてほしい」としている。

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