宇都宮市の佐藤栄一市長は22日の記者会見で、同市が栃木県芳賀町と計画するLRT(次世代型路面電車)の車両設計事業者を新潟トランシス(東京・千代田)に決定すると表明した。車両の性能やデザイン性、価格などに関する提案が市が求める水準を満たしていると判断した。
市は公募型プロポーザル方式で国内外から車両設計事業者を募った。新潟トランシスのみが審査書類を提出した。
佐藤市長は同社の提案に「全ての要求を満たした。素晴らしい車両設計ができる」と期待を寄せた。市は同社と車両デザイン案を作成し、市民などを対象にした車両デザインアンケートを実施する。18年度下半期には車両設計認可を取得し、製造を始める予定だ。