2019年3月20日(水)

ボーン・上田賞 本社太田泰彦記者に
節目のアジア、複眼的に報道

2018/2/22 15:00
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国際報道を通じ国際理解の促進に貢献した日本のジャーナリストに贈られる「ボーン・上田記念国際記者賞」の選考委員会は22日、2017年度の受賞者に日本経済新聞論説委員兼編集委員(シンガポール駐在)の太田泰彦記者(57)と共同通信外信部の井上智太郎記者(46)を選んだ。

太田泰彦記者

太田泰彦記者

太田記者は1985年に日本経済新聞社に入社。科学技術部、産業部、国際部を経て94~98年にワシントン、2000~03年にフランクフルトに駐在した。04年4月から現職で、15年4月からシンガポール駐在。日経の英字メディア「Nikkei Asian Review(NAR)」のコラムニストも兼務している。

中国で習近平(シー・ジンピン)国家主席が積極的な対外政策を展開、米国でトランプ政権が誕生する中、アジア地域を幅広く複眼的に取材し、歴史的な新潮流の実態を探った点が評価された。中国の広域経済圏構想「一帯一路」は単なる覇権主義ではなく周到に練られた情報戦略、産業・通商政策を含んだものだと指摘、周辺諸国への影響などを丹念に検証して報道した。

英文媒体への寄稿のほか国際会議で議論に参加するなど、世界に向け積極的に発信した点も認められた。

井上記者は北朝鮮の動向が世界のリスク要因として関心が高まる中、同国の経済や制裁について継続的に取材・報道した点が評価された。北朝鮮で外貨稼ぎを担当し韓国へ亡命した元幹部、李正浩(リ・ジョンホ)氏へのインタビューなどを通じ、北朝鮮の制裁には中国に加えロシアがカギになることを国際社会に明示した。

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