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アルガルベ杯から最終予選へ なでしこの正念場
サッカージャーナリスト 大住良之

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2018/2/23 6:30
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2016年リオデジャネイロ五輪のアジア予選で敗れてから2年、当時の佐々木則夫監督を引き継いだ高倉麻子監督が強化に当たってきた「なでしこジャパン(日本女子代表)」が、いよいよ正念場を迎える。4月6日から20日まで中東のヨルダンで開催される「女子アジアカップ」で来年の女子ワールドカップ(フランス・6月7日~7月7日)出場が決まるのだ。

8チームが5枠の出場権争う

19年の女子ワールドカップの出場チームは24。世界的にもレベルが高いアジアには、5枠が与えられている。ワールドカップのアジア最終予選を兼ねる「女子アジアカップ」には、8チームが出場し、4チームずつ2組で1次リーグを行い、準決勝に進出する各組上位2チームに入れば出場権が確定する。そして最後の1つの座をかけて3位同士で5、6位決定戦が行われる。

 アルガルベ・カップへの意気込みを話す高倉監督=共同

アルガルベ・カップへの意気込みを話す高倉監督=共同

8分の5は一見、たやすく見える。しかし、そう簡単ではない。地元ヨルダンが第1シードとなったため、日本(国際サッカー連盟=FIFA=ランキング9位)のいるB組は、オーストラリア(同4位)、韓国(14位)、ベトナム(32位)と強豪が集まってしまったのだ。A組は中国の16位がトップで、タイ(30位)、ヨルダン(50位)、フィリピン(69位)と大きな差がある。

特にオーストラリアは成長著しく、FIFAランキングでもわかるように現在は世界のトップクラスにいるといっても過言ではない。韓国も予選で北朝鮮を退けてのアジアカップ出場。昨年12月に行われた東アジアE-1選手権ではなでしこジャパンが3-2で辛勝したが、国際経験豊富な選手が多く、予断は許さない。

この女子アジアカップに向け、なでしこジャパンは1月から国内合宿を行うなど最終強化に当たっているが、2月28日からはポルトガルで開催される「アルガルベ・カップ」に出場して最後のチーム固めを図る。

28日から前哨戦のアルガルベ杯

アルガルベ・カップは、世界の女子のトップチームが集まる「合同春季キャンプ」のような形だったが、16年から米国で同時期に大会が始まったため、米国、ドイツなどの参加がなくなった。それでもカナダ(FIFAランキング5位)、オランダ(同7位)、スウェーデン(同10位)、デンマーク(同12位)など強豪がそろう。そこに今回、アジアカップに出場するオーストラリア、日本、韓国、中国の4チームが加わる。まさに「アジアカップ前哨戦」の様相を呈しているのだ。

出場12チームが4チームずつ3組に分かれて総当たりで戦い、最終日に順位決定戦を行う。1次リーグC組に入った日本は、2月28日にオランダ、2日後の3月2日にアイスランド(同20位)、さらに2日おいて3月5日にデンマークと対戦する。順位決定戦は3月7日だ。

1次リーグではアジア勢との対戦はないが、A組はオーストラリアと中国がノルウェー(14位)、ポルトガル(38位)と当たり、B組に入った韓国はカナダ、スウェーデン、ロシア(25位)と対戦する。順位決定戦で当たる可能性は十分ある。

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