2019年9月16日(月)

グラッドキューブ、NTTとネット事業で連携

2018/2/20 18:30
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インターネット広告の運用代行とウェブサイトの閲覧状況解析を行うグラッドキューブ(大阪市、金島弘樹社長)は20日、NTTドコモ・ベンチャーズ(東京・港)などを引受先とする第三者割当増資を実施し、約1億5千万円を調達したと発表した。ネット広告事業の人員を現在の2倍の50人に増やすのに使う。技術者の採用にも注力してデータ解析力を高める。NTTグループのネット関連事業の強化にもかかわる。

グラッドキューブの金島社長(左)とドコモ・ベンチャーズの稲川副社長(20日、都内)

グラッドキューブの経営陣(中央の男性が金島社長)

グラッドキューブの金島社長(左)とNTTドコモ・ベンチャーズの稲川副社長

「グラッドキューブはどの広告を(どのサイトに)出すと効果的なのかを分析している。検索エンジン事業との相乗効果が期待できる」。ドコモ・ベンチャーズの稲川尚之副社長はこの日、都内で行われた「NTTドコモ・ベンチャーズDAY 2018」で語った。グラッドキューブの金島社長も「ドコモ・ベンチャーズと組めたことは当社の成長に大きく貢献する」と述べた。

グラッドキューブは2007年の設立。ウェブサイトの閲覧状況を解析するソフトを独自開発し、広告の効果的な出稿方法を企業にコンサルティングしている。サイトを運営している企業には閲覧数を上げるための助言をしている。

スポーツに関するウェブメディアを運営、人工知能(AI)によるプロ野球の勝敗予想を配信している。サッカーのJリーグやバスケットボールのBリーグの勝敗予想も近く配信するほか、スマートフォン(スマホ)向けの野球ゲームも3月末に発売する。

グラッドキューブは売上高や利益などの業績は開示していない。外部から資本を受け入れるのは今回が初めてで、ドコモ・ベンチャーズのほか、モバイル・インターネットキャピタル(東京・港)も出資に加わった。

グラッドキューブの連携相手となるのがNTTレゾナント(東京・港)。レゾナントはポータルサイト「goo」やQ&Aサイト「教えて!goo」を運営するほか、ネット広告事業を手がける。グラッドキューブは広告運用やサイト解析のノウハウを持つ社員をレゾナントに出向させ、ネット広告の効果を高めるシステムを共同開発する。

NTTドコモはスマホ向けサイト「dメニュー」でスポーツコンテンツを提供しており、レゾナントが運営に協力している。ドコモ・ベンチャーズの中山俊樹社長は「(グラッドキューブとの)資本提携はNTTドコモにとっても大きな要素になっている」と話しており、NTTドコモとグラッドキューブはスポーツコンテンツの拡充や利用者拡大などで協業することも視野に入れている。

ドコモ・ベンチャーズはNTTグループのコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)。前身のNTTインベストメント・パートナーズ時代を含めて過去10年間で4ファンド、総額500億円を運用している。

(企業報道部 鈴木健二朗)

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