2019年5月26日(日)

固形物と同時に飲料を充填、大日印がスイス社と新会社

2018/2/20 17:24
保存
共有
印刷
その他

大日本印刷は20日、スイスのSIGコンビブロックグループと日本に共同出資会社を設立すると発表した。同社は食品用の紙容器メーカーの世界2位で、果物や野菜などの固形物を飲料と同時に充填できる装置と容器を2018年秋から販売する。日本の食品メーカーなどに売り、22年に50億円の売上高を目指す。

大日本印刷の北島副社長(中)とSIGのロルフシュタングルCEO(右から2番目)は共同出資会社の設立を発表した(東京・新宿)

4月1日付で新会社「DNP・SIGコンビブロック」を東京都新宿区に設立する。資本金は1億5000万円で、両社が折半出資する。大日本印刷の連結子会社となり、大日本印刷が社長を派遣する。

無菌の空間で充填し、容器を閉じた後に殺菌作業が不要な装置で、従来の装置では飲料を入れた後に小さな固形物を充填していた。果肉を含む「スムージー」やシリアルを入れた牛乳などを生産する際の利用を想定している。

小容量の容器であれば1時間に2万4千個に充填できる。1台で複数の容量の容器が作れ、容器の切り替えは約5分で済む。価格は1台で3億~5億円。19年春に森乳業(埼玉県行田市)が導入する予定だという。

容器は電子レンジでそのまま温められるという。東京都内で記者会見した大日本印刷の北島義斉副社長は「日本の飲料市場に待ち望まれていたサービスだ」と強調。SIGのロルフシュタングル最高経営責任者(CEO)は「新しい価値のある技術ソリューションを提供する」と話した。

食品に使う無菌の紙容器の国内の市場規模は500億円程度で、年間2~3%の成長が見込めるという。テトラパックが9割を押さえているといわれ、大日本印刷とSIGはまず22年に10%のシェアを目指す。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報