2019年5月27日(月)

代理出産の子13人の引き渡し容認 タイの裁判所

2018/2/20 13:21
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【バンコク=共同】タイで2014年、日本人男性が代理出産で多数の子供をもうけていたことが明らかになった問題で、バンコクの裁判所は20日、タイ政府の保護下にある子供13人を引き渡すよう求めた男性の訴えを認めた。男性側弁護士が明らかにした。

代理出産ビジネスが盛んだったタイで14年、男性が産ませた乳幼児13人が保護された。男性は刑事責任を追及されておらず、今回の民事裁判の勝訴で子供の親権を実質的に得た。だが代理出産で多数の子供をもうけるという例を見ない行為に対する倫理面の問題は残ったままだ。

タイの民事裁判は上訴できる仕組みだが、タイ政府は判断内容に異議はなく、上訴しない方針とみられる。

弁護士によると、男性は多数の子供をもうけたが、裁判所は人身売買などの目的はないと判断。「たくさんの子供が欲しかった」とする男性の主張を認めた。

裁判所は、男性に子供を養育するための十分な財力があり、日本での養育環境も整備されているとした。13人の代理母全員も子供を男性に引き渡すことに同意しているという。

タイではこの問題発覚後、法規制の動きが加速。15年には営利目的の代理出産などを禁止する法律が施行された。

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