2019年7月18日(木)

「話す力」どう測る 都、タブレットなど活用検討

2018/2/19 21:33 (2018/2/19 21:34更新)
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東京都が高校入試の英語でスピーキングテストの導入に乗り出している。生徒の力を測るだけでなく、中学の時期から使える英語力を身につけさせる狙いがあり、タブレットなど最新機器を使った方式を検討する。一方で「話すこと」をどう評価するか頭を悩ませている自治体も多い。

都は民間の検定試験と協力し、独自テストを作成する方針。都立高の受験生は約5万人で、担当者は「面接方式は難しい」とし、タブレットに声を録音し、機械判定する方式などを検討する。

2018年度に課題を洗い出し、早ければ19年からプレテストを実施、拡大する方針。生徒の力を測るだけでなく、中学の授業でコミュニケーション能力を強化するなどの波及効果も期待する。

ただスピーキングの評価方法は東京都以外の自治体も共通の悩みだ。

岩手県は04年度に「英語応答試験」をスタート。英文を読む「音読問題」と、面接官が写真を示して質問する「写真問題」で構成し、100点満点のうち15点分とした。

だが「受験生の負担が重すぎた」と担当者。問題漏洩を防ぐため、試験を終えた生徒が試験前の生徒と接触しないように教室で4~5時間待機させるケースも。面接官の確保も難しく、06年度で廃止した。県の担当者は「再開予定は現時点ではない」という。

福井県は18年の英語試験から実用英語技能検定(英検)の結果を加算する仕組みを導入。英検3級の取得者に5点、準2級に10点、2級に15点を加える。教員の面接による県独自テストも検討したが「教員の確保などが困難」と断念した。

一方で英検には中学の学習の範囲外も含まれており、県議会から反対の声が上がった。このため英検の資格の有無にかかわらず満点が取れるよう、100点を超える部分は加算しない方式に修正したという。

東京都でもスピーキング導入を決めた17年12月の都教育委員会では委員から「配点はどれぐらいか」など具体的な方式について質問が飛んだ。「話す力」をどう測るのか。東京都の取り組みは注目を集めている。

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