大宮駅西口に高さ100メートルの再開発ビル
さいたま市は19日の市議会まちづくり委員会で、JR大宮駅西口の再開発地区で計画されているビルの概要を明らかにした。再開発地区の一角に住宅約260戸とオフィス、商業施設などが入る高さ約100メートルのビルを建設する。2023年度に完成する予定で、先行して再開発が進む地区と合わせて、市民生活やビジネスの拠点とする。
再開発ビルが建設されるのは、イベントホールなどの複合施設「大宮ソニックシティ」の北西に位置する「第3-A・D地区」で、面積は約1万5000平方メートル。19年度に事業主体となる再開発組合を設立し、21年度に着工する。
18年度に基準となる容積率を現在の400%から500%に緩和し、高度利用地区とすることで容積率を650%まで緩和できるよう、都市計画を変更・決定する。
同地区は現在、木造建築が多く、道が狭いため消防車などの緊急車両の通行が難しい。大規模な再開発で災害に強い街づくりを目指す。
大宮駅西口の再開発では隣接する第3-B地区で、商業施設と住居約600戸の複合施設の計画が先行して進んでいる。同地区では今年12月に建物に着工し、21年に完成する予定だ。