「QBハウス」が3月上場 ヘアカット専門店で成長
東京証券取引所は19日、ヘアカット専門店「QBハウス」を運営するキュービーネットホールディングス(東京・渋谷)の株式上場を承認した。3月23日に東証1部または2部に新規上場する。メニューをカットのみに絞り、10分1000円(税別)のサービスで成長した。17年12月末時点の店舗数はグループ全体で664店舗ある。
想定発行価格(1株につき2250円)で計算した時価総額は約270億円。発行済み株式総数1200万株のうち、約9割を投資会社のインテグラル(東京・千代田)が保有する。新規上場で同社は最大で1125万3700株を売り出す。新株発行はしない。
QBハウスは駅構内や商店街など人通りの多い場所に小型の店舗を多数出店している。予約なしでも入店でき、短時間で安い点が好評で人気が定着した。海外ではアジアを中心に120店舗を展開しており、17年には米国にも進出した。2017年6月期は売上高にあたる売上収益で前の期比8%増の179億円、営業利益で6%増の15億円だった。上場で知名度を高め、資金調達の手段を増やす。