民進系議員、地方で連携模索 神奈川でも新組織

2018/2/19 20:00
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民進党と同党から分裂した立憲民主党、希望の党の3党が地方で連携を模索している。愛知県で地域政党が発足したのに続き、神奈川県選出の国会議員が19日、新組織「民権かながわ」を設立すると発表した。2019年の統一地方選や参院選を念頭に与党に対抗する狙いがある。国政では昨年の衆院選で党が分裂したしこりが残っており、地方の動きが波及するかは見通せない。

新組織「自由民権会議@神奈川」の設立趣旨を説明する江田憲司衆院議員(左から2人目)と阿部知子衆院議員(右端)ら(19日、神奈川県庁)=共同

衆院会派「無所属の会」に所属する江田憲司衆院議員らは19日、神奈川県庁で記者会見し、新たな組織「自由民権会議@神奈川(民権かながわ)」を立ち上げると発表した。藤井裕久元財務相や斎藤勁元官房副長官が呼びかけ人として参加。立憲民主、希望両党の国会議員や地方議員のほか、有識者に参加を促す。

江田氏は「神奈川から安倍政治に対抗できる理念を打ち出す」と設立の意義を強調。政治団体や地域政党ではなく「ゆるやかな市民運動体、国民運動体として組織する」と述べた。立憲民主党の阿部知子衆院議員は「野党がバラバラでは政治家として役割を果たせない」と民進党に所属した勢力の結集を訴えた。

これに先立ち、3日には愛知県内の民進党系地方議員が地域政党「新政あいち」を設立した。佐賀県でも原口一博元総務相が九州の野党の国会議員に呼びかけて地域政党の立ち上げを模索する動きがある。

背景には、来年の統一地方選や参院選に向けて「野党がまとまらないと戦えない」との焦りがある。民進党の地方組織は存続しており、地方議員同士が協力しやすいという事情もある。

民進党の増子輝彦幹事長は19日の記者会見で「地方でいろいろな形ができあがることは大変結構だ」と評価した。国政では民進党が呼びかけた立憲民主、希望両党との統一会派構想が断念に追い込まれた。増子氏は3党の連携が必要だと指摘したうえで「もう一度、安倍政権に対する体制を作り上げようと呼びかけたい」と表明。週内に3党幹事長会談を開きたいとの考えを示した。

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