2018年12月17日(月)

プラチナ7%高 南ア通貨高で供給減観測

2018/2/19 16:19
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プラチナの国際価格が上昇している。指標のニューヨーク市場の先物価格は日本時間19日、1トロイオンス1010ドル台半ば。年初に比べて7%高い。主産地である南アフリカ共和国の通貨ランド高が進行。供給が減るとの思惑が広がった。

南アは世界のプラチナ供給の7割を占める。先週、汚職疑惑が絶えなかったズマ前大統領が辞任した。「大統領の交代で南アの経済が好転する」(サンワード貿易の陳晁熙チーフアナリスト)との期待が広がり、為替市場でランドが買われた。

南アの鉱山会社は生産にかかる人件費や電力コストをランド建てで払う。輸出はドル建てのため、ランド高・ドル安が進むと収支が悪化する。これまではランド安が輸出の追い風となってきたが、今後は輸出が増えにくくなるとの見方がプラチナ相場を下支えした。

新大統領となるラマポーザ氏は様々な企業で幹部経験を積んだ。経済分野に強く、産業界からの期待は根強い。プラチナを生産する南アの鉱山大手インパラ・プラチナムの須崎弘雄・日本法人社長は「ズマ政権下での様々な規制が取り除かれれば、企業の新規投資が促されるなど長期的にプラスの効果が期待できる」と話している。

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