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タイの17年GDP、輸出主導で3.9%成長 5年ぶり高い伸び

【バンコク=小谷洋司】東南アジアで2番目に経済規模が大きいタイの2017年の国内総生産(GDP)は、物価変動の影響を除く実質で前年比3.9%増えた。好調な世界経済を背景に輸出が伸び、過去5年間で最も高い成長率となった。ただし国内の消費や投資には弱さがみられ、成長持続のためには内需の回復が欠かせない。

タイ政府の国家経済社会開発委員会(NESDB)が19日、発表した。

タイの経済回復は好調な輸出がけん引している(タイ中部のレムチャバン港)=柏原敬樹撮影

けん引役の輸出は5.5%増え、16年の2.8%増から伸びが加速した。17年はモノの輸出が5.6%、観光業を中心とするサービスの輸出が5.0%それぞれ増えた。

タイは東南アジア屈指の工業国で、自動車、電機などの輸出産業が集積する。コメ、天然ゴム、砂糖など農産物の輸出も多い。好調な世界経済の恩恵を受け、タイ経済が外需主導で回復する構図が鮮明に表れた。

一方、内需は勢いに欠ける。民間最終消費は3.2%増、政府部門の最終消費は0.5%増、投資は0.9%増と、いずれもGDPの伸びを下回った。18年のタイ経済は輸出の伸びが内需の成長に結びつくかどうかが焦点となりそうだ。

NESDBは18年のタイの経済成長率を前年比3.6~4.6%と予想した。19日に首都バンコクのNESDB本部で記者会見したポラメティ長官は「18年は投資や雇用が上向く」と述べ、4%を上回る成長達成に期待感を示した。

タイ政府はバンコク南東の3県にまたがる「東部経済回廊(EEC)計画」を打ち出し、法人税優遇などの恩典を用意して内外企業に投資を呼びかけている。ポラメティ氏はタイがかつて巡航速度とされた5%台の成長軌道に戻るには、EEC政策の成功が欠かせないとの認識を示した。

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