2019年6月20日(木)

アベマTV「ひんしゅくを恐れず」 サイバーエージェントの藤田晋社長(下)

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2018/7/5 10:00
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サイバーエージェントの藤田晋社長が今最も力を入れているのがインターネットテレビ局「AbemaTV(アベマTV)」事業だ。将棋棋士の藤井聡太さんの対局を流したり、人気アイドルグループの元SMAPの3人を取り上げたりするなど独自企画で話題を振りまいている。ひんしゅくも恐れず、事業に挑む。現在の同社の主力事業はネット広告だが、藤田氏はどんな将来像を描いているのだろうか。

■動画配信、挑戦は4度目

サイバーエージェントの藤田晋社長

サイバーエージェントの藤田晋社長

――アベマTVは開局2年。どうして作ったのですか。

「ネット上に信頼できるメディアを作りたいというのがそもそもの発想。今の消費者はテレビを見なくなりました。テレビ番組が面白くないからではないんです。スマートフォン(スマホ)の普及で、テレビの前に縛り付けられるのが嫌になった人が多いのです」

「だからこうしたスマホ世代が、いつでもどこでも気軽にニュースでもバラエティーでも、なんでも視聴できるメディアを目指すことにしたのです。ネットでの動画配信事業は実は4度目の挑戦です。メールで動画を配信するなどの試みをしてきましたが、通信インフラがぜい弱だったため失敗しました。動画データを瞬時に送受信できるスマホが登場して、ビジネスの環境がようやく整ってきたのです」

「メディア事業は一発あてれば大きい。それも参入を決めた大きな理由です。僕が総責任者となって陣頭指揮をとり、オリジナル番組などを制作しています」

――社長自身が責任者だと、部下にはどんな人を選ぶのですか。

「アベマTVは、僕が全ての責任を負う体制を最初からつくりました。だから、いちいち文句を言ってくる人間は要らないんです。僕の要求に満額回答で答えて動いてくれる人材を要所要所に配置しました」

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