AI配車「相乗りタクシー」 名古屋で実験始まる
名古屋市内で19日、人工知能(AI)を使った「相乗りタクシー」の実証実験が始まった。スマートフォンのアプリで予約した客の希望やタクシーの走行位置などをAIが分析し、配車や相乗り客の組み合わせを決める。相乗りが成立すると最大4割程度、料金を割り引く。

対象エリアは東、千種、名東、昭和、瑞穂、天白の6区を中心とした市東部の12キロ四方。利用は午前8時半から午後4時半で、3月5日までの予定。
乗客には予約の時点で、相乗り成立時の割引料金や到着時間、不成立の場合の通常料金などを提示する。途中から相乗りになるケースもあるという。
つばめ交通協同組合(名古屋市中区)ではこの日午前8時すぎ、タクシーの運転手が相乗り客の乗車位置を知らせるタブレット端末などを車内に設置。助手席の前には「乗合」と書かれたプレートを掲げ、後部座席のドアには番号プレートを貼り付けた。
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