企業の防災意識向上願う 震災遺族らがフォーラム

2018/2/17 18:56
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東日本大震災の遺族らが集まり、企業や学校などの防災意識向上を訴えるフォーラムが17日、仙台市内で開かれた。震災から間もなく7年となり、教訓が忘れ去られる懸念が強まる中、遺族は参加した約80人を前に「災害や防災を自分のこととして考えてほしい」と思いを語った。

宮城県女川町の七十七銀行女川支店では、屋上に避難した行員ら12人が津波で犠牲になった。長男の健太さん(当時25)を亡くし、銀行の責任を問う訴訟を起こした田村孝行さん(57)は「遺族が声を上げ続け、企業が人命を第一に考えるようにしたい」と語った。

児童ら計84人が死亡・行方不明となった宮城県石巻市立大川小で、6年生だった次女を亡くした佐藤敏郎さん(54)は「地震から津波が来るまでの51分、組織として(高台避難の)意思決定ができなかったのはなぜか」と悔しさをにじませた。

フォーラムは、震災伝承に関わる団体などでつくる「3.11ネットワーク」の主催。シンドラーエレベータ社製のエレベーター事故で長男を失った市川正子さんの講演もあった。〔共同〕

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