米空母、フィリピン寄港

2018/2/17 18:24
保存
共有
印刷
その他

【マニラ=遠藤淳】米空母のカール・ビンソンがフィリピンの首都マニラに寄港し、17日に一部を報道陣に公開した。米空母のフィリピン寄港はおよそ4年ぶりとみられる。寄港前には南シナ海で活動していたといい、軍事拠点づくりを進める中国をけん制する狙いがありそうだ。

カール・ビンソンは1月31日にグアムの基地を出発。広報担当者は「その後、南シナ海などでの通常の任務にあたった。『航行の自由』作戦ではない」と話した。空母打撃群を構成するミサイル駆逐艦のマイケル・マーフィーと16日にマニラに着いた。

全長が東京タワーとほぼ同じ約333メートルで世界最大級の軍艦とされる。マニラ湾岸から約10キロメートル沖合に停泊しているカール・ビンソンに乗艦すると、甲板には戦闘攻撃機FA-18など72機が所狭しと並んでいた。5000人超の乗組員は小型の船にうつり、マニラに上陸した。

16日にはフィリピンのメディアルディア官房長官とアンダナール広報担当相が乗り込み、寄港を歓迎した。ただ、2017年3月に中国とフィリピンが領有権を争うスカボロー礁(中国語名・黄岩島)の近海を航行した際は、ロレンザーナ国防相が航空機を使って乗艦したが、今回は格下の閣僚が対応した。

マニラには数日間、停泊するとみられる。米軍はその後の行き先を明らかにしていないが、3月には米空母として初めてベトナムに寄港する見通しだ。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]