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羽生伝説 ケガ越え一層強く 66年ぶり連覇

1948、52年五輪のディック・バトン(米国)以来、66年ぶりの連覇――。ソチからの4年間、羽生結弦はこの1点だけを見つめ、フィギュアスケート史に刻まれる偉業を成し遂げた。金メダルが決まった瞬間、泣きながら拳を握りしめた。

男子フリーで演技する羽生=上間孝司撮影

昨年11月のNHK杯の公式練習で右足首をケガした。約4カ月ぶりの演技となったSPでは圧巻の帰還劇を演じて1位。しかし、演技時間3分足らずのSPに対し、フリーは約4分30秒。ジャンプの本数はSPの3要素に対し、フリーは8要素と負担が桁違いに違う。

「何も描いていない。あしたのことをしゃべるつもりはない。あしたの調子次第」とSP後に語っていた羽生。ケガをした右足一本で踏み切るループは回避し、冒頭は4回転サルコー。SPに続いて鮮やかに着氷すると、続く4回転トーループも成功させた。

後半の4回転―3回転も成功。最後の4回転ジャンプとなったトーループはステップアウトして連続ジャンプにできなかったが、続く3回転半ジャンプを3連続に変えてカバーした。

「呼吸の仕方やジャンプ、スピン、全ての要素で自分らしく演じられるプログラム」。こう語るフリー「SEIMEI(映画『陰陽師』)」の力にも助けられて演じきると笑顔。日の丸が無数にはためくスタンドを興奮させた。

「ソチ五輪で金メダルという結果もあった上で、この4年間、成長できる伸びしろをすごく多く感じてくることができた。ぜいたくな選手」と羽生は言う。そんな輝かしいスケート人生を照らす勲章を、新たにもう1つ手にした。

(原真子)

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