中国勢のシカゴ証取買収案、SECが認めず

2018/2/17 10:14
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【シカゴ=野毛洋子】米証券取引委員会(SEC)は、中国勢が率いる投資家グループによる米シカゴ証券取引所(CHX)の買収案を16日までに否認した。米議員が中国勢の米取引所運営関与を懸念し、強く反対していた。CHXはSECの判断を不満とし「買収実現に向けての努力を継続する」としている。

SECが認めなかったのは重慶財信企業集団が率いる投資家グループのCHX買収案。約2年前に同グループとCHXが合意し、SECに承認を求めていた。SECは15日付で中国勢の株式保有や議決権の比率などを問題視し「証券取引法に沿っていない」と退けた。

2017年7月、米共和党のロバート・ピッテンジャー下院議員(金融サービス委員会委員)ら議員11人が「親会社を通して(中国)政府の影響が及ぶ可能性がある」と買収の否認を強く求めた書簡をSECに送っていた。

CHXは「SECは世界の経済大国が相互に利益を得る歴史的な機会を否定した」と決定に異議を唱えた。CHXによると、複数の中国投資家が買収グループから17年に脱退し、現時点で米国勢が6割を占め、中国勢の議決権比率は2割だ。

CHXは1882年開設の取引所。規模が小さく、生き残りのため戦略的な投資パートナーを探していた。

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