2018年11月17日(土)

南アのラマポーザ大統領が就任演説、経済再建と汚職対策を誓う

2018/2/17 5:35
保存
共有
印刷
その他

【カイロ=飛田雅則】南アフリカのラマポーザ大統領は16日、国民議会(下院)で演説し「停滞した経済を立て直す」と語った。汚職疑惑による批判からズマ前大統領の辞任を受けて、15日にラマポーザ氏は大統領に就任していた。新政権は高い失業率や財政赤字の改善に取り組むと強調。汚職の捜査にも取り組むと誓った。

議場でラマポーザ氏は「新しく、すばらしい夜明けが来た」と語り、拍手に包まれた。プラチナなど資源が豊富な南アは07年ごろまで5%程度の成長を続けていた。しかし、資源価格の下落が直撃し、16~17年は1%に満たない低成長に陥っている。

成長性に期待していた投資家の失望を呼んでおり「信頼を回復し、投資の落ち込みを防ぐため、企業や労働者と協力を深めたい」と強調した。失業率は20%半ばを超えており、若者の半数以上は無職とされる。「最も厳しい挑戦は若者の雇用の創出だ」と語った。

金権体質を批判してきたラマポーザ氏は、「刑事司法機関は汚職問題に対処できるように、手はずを整えている」と語った。議場にいる議員の中には、両手の手首を合わせて「逮捕しろ」とアピールする姿もみられた。

ズマ氏は汚職やスキャンダルが絶えなかった。インド系富豪のグプタ家と癒着し、公共事業で便宜を図ってきたという。内閣の人事にまで介入。捜査当局は15日、グプタ家の1人に逮捕状を出した。ズマ氏にも捜査が及ぶか注目される。

ラマポーザ氏は21日に財政演説し、18年度の予算案を公表する予定だ。その後、ズマ氏の息のかかった閣僚を排除するため、内閣改造が実施されるとの観測が出ている。

今なら有料会員限定記事もすべて無料で読み放題

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報