特養ホーム17人に虐待か 骨折も、京都府が改善勧告

2018/2/17 0:13
保存
共有
印刷
その他

京都府は16日、同府宮津市の特別養護老人ホーム「安寿の里」で入所者17人に不審な骨折やあざが見つかり、うち90代の女性入所者への虐待を認定、70~100代の16人にも虐待の可能性があるとして、運営する高知県香南市の社会福祉法人、香南会に改善勧告を出したと発表した。

府によると、宮津市が京都府警に既に通報。府は暴行容疑や傷害容疑での告発を検討している。

香南会の橋本信一理事長は取材に「骨折などの事故はあったので内部調査をしたが、虐待の事実はない」と話した。

府によると、昨年12月13日、90代の女性入所者がベッドから転落したとして病院で受診。顔にあざがあり全身にも打撲の痕やすり傷があることを不審に思った医師が15日、宮津市に通報。16日から府と宮津市が立ち入り調査を始めた。

宮津市の調査報告書は、女性入所者に対し担当介護者が殴るといった行為は確認できなかったとした。ただ、本来2人ですべき介助を1人で行ったため、「対外的な圧力が加わり外傷を招いたことは明らか。身体的虐待があったものと判断する」と指摘した。

16人については受診した医療機関などから、不審な骨折やあざ、皮下出血などがあるとの情報が複数寄せられた。府は早急に施設運営を改善する必要があると判断した。

府などによると、安寿の里は2015年開設。入所定員は80人。〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]