大砂嵐を略式起訴 無免許運転で長野区検
大相撲の大砂嵐(26)が乗った車が長野県内で別の車に追突した事故で、長野区検は16日、道路交通法違反(無免許運転)の罪で大砂嵐を略式起訴した。長野簡裁は同日、罰金50万円の略式命令を出し即日納付された。
起訴状によると、大砂嵐は1月1日午後11時25分ごろ長野県中野市で、同3日には午前11時ごろと午後2時10分ごろ同県山ノ内町で、有効な運転免許証を持たず乗用車を運転したとしている。
捜査関係者らによると、大砂嵐は同3日午前、山ノ内町で車の追突事故を起こし、妻が運転していたなどと説明。その後の県警の調べに自らが運転したことを認め、防犯カメラなどの映像でも確認できたという。
日本相撲協会は現役力士の車の運転を禁じており、春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)は16日、3月9日に大阪市内で行われる理事会で処分を協議する見通しを示した。
大砂嵐はアフリカ大陸からの初の力士。2012年の春場所で初土俵を踏み、13年九州場所で新入幕を果たした。自己最高位は15年九州場所の西前頭筆頭だった。〔共同〕