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フィギュア羽生「スケート滑る幸せを味わえた」

男子SP首位発進

【平昌=田中克二】平昌五輪のフィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)で16日、前回ソチ五輪金メダルの羽生結弦(ANA)が111.68点を出してトップに立った。演技後は「帰ってきたなと思った。スケートが楽しい」と晴れやかな顔で話した。演技後の主な発言は以下の通り。

――世界最高点(112.72点)を出した、2017年9月オータム・クラシックのようにプログラムをコントロールしていた。

「きょうの朝(の練習で)、ちょっと(4回転)サルコーに失敗して若干の不安はあった。練習できない間、書類や論文などで、調整法などをいろいろ勉強したので、そういったものが出せてよかった」

――滑る前の緊張は。

「きょうはブライアン(コーチ)も立っていたし、何よりも皆さんの声援を久しぶりに聞くことができて、帰ってきたんだなって思った。スケートを滑る幸せな感じを久しぶりに試合で味わえた。それも含めて帰ってきたな、と思った」

――プログラムのイメージは。

「オータムのときは、膝のことを考えながら滑った記憶がある。今回はそういうのは関係なく、ただこの構成を、ベストな状態でこなす。この曲を感じながら、曲の自分の解釈とか、皆さんの解釈とかに、ちょっとでも触れられるものをと思っていた」

――サルコーの不安をぬぐうために何をしたのか。

「特に(なく)練習通り。自分の体が動いていると思っていたし、サルコーもトーループもアクセルも、本当に何年間も付き合ってくれたジャンプなので、そういった意味では感謝しながら跳ぶことができた。会場に来て、ケガなく滑れることが楽しくて、幸せで、そういうことを感じながら滑った」

――きょうの演技に満足しているか。

「とにかく満足という気持ちが一番かな。あとは、まだあすがあるという気持ちが頭の6割近くは占めているので。せっかく、早い時間に試合が終わっているので、しっかりあすに向けて調整したい」

――111.68点という得点について。

「特に何も思ってない。とにかく、やれることはやったので、得点とかそういうことじゃなくて、自分のコンディションの中でできることはやったかなと思う」

「こっちへきてからずっと本数制限とかいろいろやっていたので、体が動いていない部分とか、脳みそが動いていない部分とかいろいろあったと思う。その部分を、ちょっと刺激してあげるような感じでやっていた」

――あすの演技について。

「まだ特に描いていない。あすはあすでやることをやる。まだあすじゃないので、きょうやるべきことをやります」

――どんな論文とか書類を読んでいたのか。

「大学で勉強していることとか、大学から論文のアクセスの仕方を学んでいるので、そういう意味でいろいろ、筋肉解剖学的なものや、トレーニングのやり方についての研究とか、インターネットの記事とかで勉強した」

――あすの自分にどれくらい期待しているか。

「特別な期待はしていない。特別な気持ちもない。ただ、きょうやるべきことをしっかりできたと思っているし、幸いにも今回の試合は演技が日中に終わるので、夜までに時間がある。きょうできることはご飯をいっぱい食べて、しっかり寝て、あしたに備えること。しっかり回復させたい」

「幸いにも、フィギュアスケートというスポーツをやっていて、こんなにもたくさんの方々が応援してくれる。世界中から応援されるアスリートはなかなかいないと思う。その限られた一人の選手として、たくさんのパワーを皆さんからもらっている。僕はメンタルは強くないし、ケガは多いし、風邪も多い。そういう中で試合で力を発揮させてもらえるのは、皆さんの応援があってこそ。僕がそれに応えようと思えるからだこそ、だと思う」

「前回のソチ五輪のことは考えずに滑った。もちろん、五輪を知っているのは強みだし、自分がその五輪でSPをノーミスで滑ったからこそ、そこにすがりたくなる気持ちもたくさんあった。ただ、今回は幸いにも、自分がケガをして、3カ月間試合に出られないこともあって、非常にスケートが楽しくて、皆さんの前で滑って、みなさんが応援してくれるのを如実に感じられた試合でもあった。皆さんからパワーをもらえてショートを無事に滑ることができた」

――ティッシュケースがいつものプーさんではなく、ケーキだった。

「スポンサーの問題もあり、著作権というのか、専門的な用語が出てこないのでわからないけれど、スポンサー的問題があって、黄色い熊を持ってくることができなかった。ただ、前回のソチ五輪と同様に、ホテルの部屋に連れてきて、昨季おまじないのようにしてやっていた、頭をつかんで行ってくるよ、というしぐさとかいろいろしている。彼も応援してくれている。ケーキの上にプーさんのピグレットがついていて、それをとって、ティッシュケースのケースにつけている」

――リンクにたくさん投げ込まれたプーさんはどうするのか。

「毎回やっていることだけれど、現地の方々に、寄付すると決めている。もらったものを寄付するのはどうか、と思うファンの方もいると思うけれど、気持ちはたくさん頂いているし、毎回毎回、試合が終わって、とても幸せな気持ちになれるので本当に感謝している」

――フリーでは何回4回転を跳ぶのか。

「あすのことについてはまだ話すつもりはない。あすの調子次第で構成を決めたいと思う」

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