アサヒグループHD、小路社長がCEOに

2018/2/15 20:00
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アサヒグループホールディングスは15日、小路明善社長兼最高執行責任者(66、COO)が最高経営責任者(CEO)に就く人事を発表した。就任は3月27日の予定。現在、CEOの泉谷直木会長(69)は代表権のある会長に専念し、COOは空席になる。小路氏が経営の執行と経営の最終責任を負う形にして、買収した欧州ビール事業をはじめとするグローバル展開を推し進める。

 アサヒグループホールディングスのCEOに就く小路明善社長兼COO

小路社長は2016年に社長に就任後、ビール世界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブから計8700億円を投じた東欧ビール事業の買収を指揮。インベブがM&A(合併・買収)を繰り返して巨大化するなか、高級ビール路線を強化して新たな成長戦略をより明確にした。

一方、過去のM&Aで傘下に収めた事業や資産の見直しも矢継ぎ早に進めてきた。17年以降には中国で飲料事業を手掛ける康師傅飲品の株式を合弁相手の康師傅に売却することや、中国ビール2位の青島ビール株を復星集団などに売ることを決断してきた。

今後は主力ビール「スーパードライ」や、インベブから買収したイタリアの高級ビール「ペローニ」やチェコの「ピルスナーウルケル」を軸に高級ビールの国際展開を進める。今後は次期の中期経営計画づくりに着手してさらなる成長の絵を描き、高級ビール戦略のスピードを上げる。

小路 明善氏(こうじ・あきよし)75年(昭50年)青山学院大法卒、アサヒビール入社。07年常務。11年アサヒビール社長。16年アサヒグループホールディングス社長兼COO。長野県出身。

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