2018年11月17日(土)

昼下がりの米高校パニック 火災装いおびき出す?

2018/2/15 10:30 (2018/2/15 13:06更新)
保存
共有
印刷
その他

【ニューヨーク=共同】生徒らは突然の銃撃にパニックとなり、校舎から両手を上げ泣きながら逃げ出した。米南部フロリダ州の高校で14日の昼下がりに起きた乱射事件。「訓練であってほしいと願いながら教室内で隠れていた」と女子生徒は地元テレビに語った。学校周辺には多数の警察車両が集結し、駆け付けた家族らが遠くから息を潜めて見守った。

事件があった高校の校舎から避難する生徒ら(14日、米フロリダ州パークランド)=ゲッティ共同

犯行時、学校では火災警報が鳴り響いた。生徒らは当初、訓練だと思ったというが、その後、銃声が響き、大混乱となった。学校の敷地周辺では、迎えに来た両親と涙を流しながら抱き合う生徒もいた。

地元テレビの映像からは、かばんを抱えたり、何人かで腕を組んだりしながら脱出する生徒や、別の生徒に手を引かれて泣きじゃくる姿も。救急車が続々と集まり、周囲の道路は封鎖され、多数のスクールバスや乗用車であふれた。

米メディアは、乱射したのは同高校の元生徒ニコラス・クルーズ容疑者(19)で、殺傷力の高い強力なAR15型ライフル銃と複数の弾倉を使ったと伝えた。犯行の際、火災報知機を作動させており、多くの生徒を撃つため、教室の外におびき出す狙いだったとみられている。

同容疑者は負傷して病院で手当てを受けた後、警察施設に連行された。他の生徒を脅迫するなど度々問題を起こして退学処分になり、銃を持っていることも他の生徒の間で知られていたという。

米国では学校内の発砲事件が相次いでおり、銃規制を推進する団体によると、今年に入り18件目。米国の高校で近年起きた乱射事件の犠牲者数としては最大級となった。

地元の教育長は記者団に対し「脅迫など事前に異変はなかった」と述べ、犯行の予測は困難だったと主張した。この地域では今回の事件前から、全ての学校に警備担当者が配置されていたという。

今なら有料会員限定記事もすべて無料で読み放題

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報