2018年2月19日(月)

万達、スペイン・サッカークラブの株売却

中国・台湾
2018/2/14 21:31
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 【大連=原島大介】中国の不動産大手、大連万達集団(ワンダ・グループ)がスペインの名門サッカークラブ、アトレチコ・マドリードの株式17%を売却したことが14日、明らかになった。売却で海外企業の積極的なM&A(合併・買収)で膨らんだ有利子負債の圧縮につなげる。

 14日、アトレチコが発表した。売却先はアトレチコの株式を15%握るクアンタム・パシフィック・グループ。売却額は明らかにしていない。万達の担当者は売却について「ノーコメント」としている。

 万達はスポーツ事業の拡大や欧州での知名度向上を狙い、2015年に同クラブの株式20%を4500万ユーロ(約60億円)で取得した。当時、欧州のサッカークラブに出資した初めての中国企業となった。

 その後もスポーツや映画の海外企業のM&Aに次々と乗り出した一方、有利子負債が増大。昨年、人民元の海外流出を懸念した中国当局が金融機関に対し、万達への融資を制限するよう通知したのを機に、資金繰りが悪化した。

 このため、昨夏にはホテルやテーマパークなどの資産を約1兆円で売却。今年に入っても、子会社の株式をアリババ集団や騰訊控股(テンセント)などに売却した。今回の株売却もその一環とみられ、債務の圧縮で経営の立て直しを急ぐ。

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