2018年10月20日(土)

大阪・堺の市立病院、がん治療7カ月遅れる 70代死亡

2018/2/14 18:54
保存
共有
印刷
その他

堺市立総合医療センター(堺市西区)は14日、70代女性に対する胃がんの病理検査結果が放置され、治療が約7カ月間遅れたと発表した。主治医や検査担当の医師が確認を怠ったのが原因で、女性は治療開始から約1年後に死亡した。

花房俊昭院長らが14日記者会見した。女性や親族に謝罪し、賠償金を支払う方向で協議していると説明。治療の遅れと死亡との因果関係は「病理検査時点で、胃がんはある程度進行していたと考えられるが、分からない」と述べた。

センターによると、女性は堺市堺区在住。2016年初め、病理検査で胃がんとの結果が出ていたが、主治医だった腎代謝免疫内科の30代の男性医師は結果の確認を怠り、胃カメラ検査などを基に「貧血、胃潰瘍」と女性に説明した。病理検査をした消化器内科の30代の男性医師も結果を見ていなかった。

その後、嘔吐(おうと)の訴えがあり、同9月に別の医師が診断して「胃がん疑い」で入院した際、2月に検査結果が出ていたことが判明した。女性は切除の手術や抗がん剤治療を受け、17年9月に亡くなった。

花房院長らは、チェック体制や情報共有に問題があったとして、検査報告書を分かりやすく表示するよう電子カルテのシステムを改善するなどし、再発防止に努めるとしている。〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報