2019年9月15日(日)

シンガポール大手3行増益 前期決算、アジア景気堅調で

2018/2/14 18:40
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【シンガポール=岩本健太郎】シンガポールの大手銀行3行の2017年12月期決算が14日出そろった。地盤とする東南アジアや中国の堅調な経済を背景に純利益は3行とも前の期よりも増えた。ただ経営者からは3行の主要顧客である石油・ガス関連業界の先行きを不安視する発言もあった。

資産額で首位のDBSグループ・ホールディングスの純利益は3%増の43億7100万シンガポールドル(約3550億円)だった。顧客への貸出残高が7%増えたのに伴って利子収入が増えた。

2位のオーバーシー・チャイニーズ銀行(OCBC)は19%増の41億4600万シンガポールドル。富裕層向けの資産運用事業の収入が43%増えた。3位のユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB)は9%増の33億9000万シンガポールドルだった。

3行は原油価格に左右されやすい石油・ガス関連の企業を顧客に多く持つ。OCBCのサミュエル・ツェン最高経営責任者(CEO)は14日の記者会見で「原油価格が10~12月期に60ドル台まで上がったのに船のチャーター料は改善していない」と指摘。同業界向けの引当金を増やしたことを明らかにした。

期末時点の3行の不良債権比率は1.5~1.8%と、1年前の1.3~1.5%から上昇した。不良債権を保守的に査定したことなどが影響した。

18年の見通しについて、DBSのピユシュ・グプタCEOは8日に「世界のマクロ経済のファンダメンタルズ(基礎的な条件)はとても力強い。とても楽観的に見ている」と述べた。

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