2019年2月20日(水)

仏ダノン、ヤクルト株一部売却へ、筆頭株主は維持

2018/2/14 16:57
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ヤクルト本社は14日、仏食品大手ダノンが保有株式の一部を売却すると発表した。ダノンが議決権ベースで約21.52%保有する株のうち、最大15%分を売却する可能性がある。14日時点の終値ベースで全部を売り出すと、売却額は2000億円弱となる。株放出後もダノンが筆頭株主であることは変わらない。

ダノンは2000年にヤクルトの株式5%を取得し、事業提携契約も締結した。しかし、関係を深めたいダノンと、経営の独立性を維持したいヤクルトの間の溝が埋まらず、13年には契約を解消していた。ダノンは3月中に証券会社を通じて株式市場に株を放出する。

一方、ヤクルトは14日、自己株を除いた発行済み株式数の約3%か360億円を上限として自社株買いを実施すると発表した。取得株は消却する予定で、ダノンによる株売却の市場への影響を緩和する。

今回のヤクルト株の一部売却の背景には、ダノン側の経営環境の変化がある。ダノンは16年に米国の有機食品メーカー、ホワイトウエーブ・フーズを1兆円超を投じて買収。これに伴って負債が拡大していた。

さらに、ダノン株を保有する米アクティビスト(物言う株主)ファンド、コーベックス・マネジメントが効果的な意義を見いだせないヤクルトとの関係解消を求めていたともされる。

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