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ブロードコム、クアルコム新取締役案を11人から6人に削減

【シリコンバレー=佐藤浩実】米半導体大手ブロードコムは13日、投資ファンドと組んで提案しているクアルコムの新たな取締役案について当初の11人から6人に減らすと発表した。1210億ドル(約13兆円)の買収提案を受け入れ、ブロードコムに賛同し続けてくれる候補に絞り込んだようだ。14日に予定するクアルコム首脳との会談を前に、委任状争奪で自陣を支持するよう同社の株主に呼びかけた。

ブロードコムは昨年11月にクアルコムの買収を表明。同社に拒否されたため12月に独自の取締役候補11人を立て、クアルコムが3月に開く株主総会で諮ろうとしていた。今回の候補者絞り込みについて、ブロードコムのホック・タン最高経営責任者(CEO)は「合理的な取締役会が合併を最優先事項にするだろう」とした。

ブロードコムは候補者の削減に合わせてクアルコム株主向けの資料も公開した。同社の近年の業績や株価の低迷を指摘。「クアルコムは5Gでの成長機会を過剰にみている」「ビジネスモデルは崩壊している」「(買収手続き中の)NXPセミコンダクターズも産業の成長速度に追いついていない」などと批判し、ブロードコムによる買収を支持する取締役を選ぶよう呼びかけた。

昨年11月に買収が表面化して以降、両社は互いに相手の主張を否定しあう状況が続いている。ただ、いずれも自社に都合が良いように数字などをまとめて株主に訴求している点は否めない。

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