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長野五輪で抱いた夢、平昌で 男子カーリング両角兄弟

平昌五輪
社会
2018/2/14 2:11
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 1998年の長野五輪以来、五輪から遠ざかっていたカーリング男子日本代表。平昌五輪に出場するSC軽井沢クラブの両角友佑選手(33)と公佑選手(29)の兄弟は、長野で日本代表の試合を観戦したのが競技を始めるきっかけだった。「いつか世界で戦いたい」。20年前に抱いた思いを胸に、14日から始まる夢舞台に挑む。

長野五輪を観戦後、日本代表選手にサインをもらう両角兄弟(1998年)=両親提供

 98年2月14日、軽井沢風越公園アリーナ(軽井沢町)。カーリング男子日本対米国の試合が行われた会場に、母の玲子さん(58)に連れられ、中学1年と小学3年だった両角兄弟も足を運んだ。

 準決勝進出がかかったこの試合、米国がスーパーショットを決めて数センチ差で日本が敗れた。「こんな舞台でカーリングすると楽しそうだな」。兄の友佑選手は玲子さんにこうつぶやいたという。

 長野五輪をきっかけに、2人はカーリングにのめり込む。友佑選手は野球部からカーリング部に移り、同級生とチームを結成。現在のコーチでもある長岡はと美さん(64)に弟子入りした。公佑選手も軽井沢町の少年団でカーリングを始めた。小学6年の卒業文集には「もっと練習して、いつか世界大会に出場したいです」と夢を記した。

 攻めのスキップとして有名な友佑選手と慎重派の公佑選手。だが父の尚男さん(60)によると、普段の性格は正反対だという。「雪山でそり遊びをしても、友佑は下を確認しながらゆっくり滑る慎重派で、公佑は猛スピードで木に突っ込んでけがをする積極派だった」

 尚男さんは大きな大会前、息子たちに小遣い袋の中にエールの言葉を記し渡していた。その習慣は今も続く。今回は「いつも通りのプレーで、悔いのないよう楽しんで」と書いた。

 日本は14日夜、ノルウェーとの初戦を迎える。尚男さん、玲子さんは17日に現地に向かい、声援を送る予定だ。尚男さんは「強豪ばかりだが、何とか食い下がってほしい」と期待する。

 「長野五輪を間近で見ていなければ、2人はカーリングを始めていなかっただろう」。玲子さんは感慨深げに話す。「家では普通の子供だから、まさか五輪に出場するまで成長するとは思わなかった。周囲の支援を忘れず、実力を出し切ってほしい」と願う。

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