2018年10月21日(日)

関西みらいと京都銀、広域で対決 関西地銀2強に

2018/2/14 1:31
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関西地銀で総資産首位になる関西みらいフィナンシャルグループ(FG)が4月に本格始動する。傘下で経営統合する3行は兵庫、大阪、滋賀の営業網を活用し、法人業務などで連携を始めた。一方、現在、総資産首位の京都銀行は自力で周辺府県を開拓。関西地銀トップ2は広域対決の構図にあり、マイナス金利の逆風のなか規模をいかして収益力を強化する。

関西地銀9行の2017年4~12月期決算は、本業のもうけを示す実質業務純益が6行で前年同期に比べて減少した。

りそなグループの関西みらいFG傘下で4月に統合する近畿大阪銀行、関西アーバン銀行みなと銀行の合計で実質業務純益は前年同期比1.7%減の273億円だった。大阪地盤同士の近畿大阪銀と関西アーバン銀が19年4月に合併するなど効率的な体制整備を進めるが時間がまだ必要だ。

そこで先行するのが営業面の連携だ。兵庫、大阪、滋賀が中心の379店舗網は地銀で全国有数かつ豊富な顧客情報を持つ。昨年12月から事業仲介などの法人業務で連携を始め、4月以降もりそなが得意な個人型確定拠出年金(iDeCo=イデコ)を三井住友FG系列から合流する関西アーバン銀、みなと銀でも積極展開する。

京都銀は実質業務純益が9.4%増の210億円だった。貸し出し環境は厳しいが、京セラ日本電産任天堂など投資先の京都企業が好調で配当収入が増えた。

京都銀は173ある店舗を中長期的に200店舗に拡大する目標を掲げる。京都に関西みらい系の店舗は少ないが、周辺府県では他の金融機関も含め競争が激しい。それでも「(出店)空白地は多い」(土井伸宏頭取)。10月をメドに滋賀県長浜市に出店。全国有数の金融激戦地の愛知県にも打って出ており、自前の広域店舗網による迅速な意思決定などで資金需要を取り込む。

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