2018年7月19日(木)

都内の文化施設、改修・建て替え相次ぐ 五輪にらみ

2018/2/14 1:00
保存
共有
印刷
その他

 2020年の東京五輪・パラリンピックを前に、都内で文化施設の改修や建て替えが相次いでいる。江戸東京博物館(墨田区)はホールで伝統芸能を上演できるようにし、都現代美術館(江東区)はバリアフリー設備を充実させる。東京五輪に向け国内外から都内を訪れる旅行者らを取り込むため、施設の魅力に磨きをかける。

江戸東京博物館は30億円超を投じて改修中(東京都墨田区)

 17年10月に休館した江戸東京博物館では東京都が30億円超を投じ、大ホールや小ホールなどを改修している。18年4月に常設展示室が先行開業し、19年度中にはホールを含め全面開業する予定だ。改修後は大ホールで日本舞踊など、小ホールでは落語や長唄などが上演できるようになる。

 東京の歴史や文化を紹介する展示は訪日外国人客にも人気が高い。改修後のホールは伝統芸能の継承に役立てるほか、訪日客向けの公演に貸し出すことも検討。日本文化の魅力に触れてもらう空間として活用する。

 両国エリアは16年11月にすみだ北斎美術館、18年1月に日本刀を展示する刀剣博物館がそれぞれ開業した。都は江戸東京博物館の改修を機に「両国の他の文化施設との連携にも力を入れていく」(文化振興部)としている。

 誰もが利用しやすいユニバーサルデザインに配慮した改修を行っているのは都現代美術館。16年5月の休館後、都が85億円を投資してエレベーターを増やすほか、多目的トイレを充実させる。図書室内のキッズスペースの広さを2倍に拡大。18年度中に開業する予定だ。

 15年5月に休館したブリヂストン美術館(中央区)は19年秋の開業を目指して建て替え中だ。展示スペースは約2倍に広げる。運営する石橋財団が福岡県久留米市に所蔵していた日本の絵画や陶磁器など古美術もまとめて展示できるようにする。

 建て替え前には八重洲通り側にあった入り口は銀座や日本橋につながる中央通り側に移設。芸術と文化の拠点として地域のにぎわい創出にも一役買う考えだ。

保存
共有
印刷
その他


[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報