2018年5月24日(木)

秋田県内で貨客混載を初実験 ヤマトなど5社

2018/2/14 1:31
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 秋田県などは14日から、路線バスで乗客と貨物を同時に運ぶ「貨客混載」の実証実験を始める。ヤマト運輸、日本郵便、佐川急便と県内バス会社2社が協力する。人口減少下での路線維持や経営効率化につなげる狙い。2018年度からは路線を拡大して本格運行に入り、鉄道事業者との実証実験も始める方針だ。

 ヤマトはすでに宮城、岩手県で貨客混載を本格運行しているが、日本郵便と佐川は東北では初めて。行政がプラットフォームをつくり、複数事業者が協力して実験をするのは全国でも珍しい。

 14日から羽後交通(横手市)の本荘象潟線(由利本荘市、にかほ市)で、3月1日から秋田中央交通(秋田市)の男鹿北線(男鹿市)で、それぞれ350キログラム未満の実際の荷物を使って実験する。バスの営業所でトラックから移した荷物をバスで20~38キロ運び、バス停で担当ドライバーに引き渡し各戸に配達する。

 実験は3月末までに終え、経費削減効果や乗客への影響などを検証する。秋田中央交通の渡辺綱平社長は「(実験路線は)人口減少で利用が減り厳しい状況。双方にメリットがあり、将来は高速バスなどにも広げられれば」と期待する。

 県は17年8月に業界団体や旅客、貨物の事業者などとプロジェクトチームをつくり、貨客混載の検討を続けてきた。

 県交通政策課の高橋一也課長は「人口減少下の生活の足の確保と人手不足に直面している地域の物流を支えるため、今後は他の交通手段にも広げていきたい」と話している。

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