シマノの17年12月期 純利益25%減の384億円
シマノが13日発表した2017年12月期の連結決算は、純利益が前の期に比べ25%減の384億円だった。主力の自転車部品は中国、北米向けの販売が低調だった。ドル安のため営業外費用で為替差損109億円を計上したのも響いた。
売上高は4%増の3358億円。欧州向け自転車部品の販売は9%増と好調だったが、中国向けが28%減、北米向けが1%減と落ち込んだ。釣り具は総じて好調。日本や中国、韓国などアジア向けが伸びた。昨年春に一部製品を全世界で値上げしたことも寄与した。
18年12月期は売上高で前期比4%増の3500億円、純利益で23%増の472億円を見込む。6月に自転車部品セットの中級品「105」を全面改良し、販売をテコ入れする。「中国向けスポーツ自転車の販売不振が長引いているが、今期はプラスに転じる見通し」(島野容三社長)という。
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