2018年4月24日(火)

テルモ、カテーテル分野増産へ英で50億円投資

ヘルスケア
2018/2/13 12:42
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 テルモは13日、カテーテル手術向け製品の増産に向け、英スコットランド子会社の工場に50億円を投じると発表した。クリーンルームを増設するほか滅菌設備の更新や設備レイアウトの見直しを実施する。カテーテル手術は患者の負担が少ないことから日欧米で症例数が増えており、設備増強で関連製品の需要拡大に備える。

テルモが英子会社で増産するステントグラフト「ソラフレックス・ハイブリッド」

 2002年に買収したバスクテックの本社工場を18年4月から21年にかけて増強する。同社は胸部の大動脈がこぶ状にふくらんだ動脈瘤(りゅう)が破裂しないよう血流を遮断する「ステントグラフト」を生産し、欧州など約30カ国に出荷する。

 足の付け根などから血管に入れたカテーテルを通じて脳や心臓を治療する手術は先進国を中心に増えている。開腹する外科手術より患者の負担が小さく入院期間も短いためだ。例えば心筋梗塞で血管にバイパスを作る外科手術は数時間かかり、2週間ほど入院が必要。カテーテルで入れた風船を血管内で膨らませる手術は約1時間で終わり、入院も3日程度で済む。

 需要拡大を受けてテルモは世界各地に持つ工場の生産能力増強に乗り出している。血管内に道筋を確保する「ガイドワイヤ」を作る山口市の工場には3棟目の生産棟を建設し、21年4月の稼働を目指す。総投資額は300億円を見込む。脳動脈瘤の破裂を防ぐ「コイル」を生産するコスタリカ工場や、ガイドワイヤを作るベトナム工場の拡張にも数十億円を投じる。

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