「きっかけ食堂」を顕彰 復興庁、風化防止で
復興庁は13日までに、東日本大震災の復興に民間の立場で取り組む計10の個人・団体を顕彰すると発表した。被災地に思いをはせるきっかけをつくろうと、毎月11日に東北の食材を使った「きっかけ食堂」を京都市で開いている関西の大学生らを選んだ。今月18日に仙台市で顕彰式を開く。
顕彰は昨年に続き2回目。地域再生や風化防止といった復興の課題への取り組みを全国に紹介し、息の長い被災地支援を呼び掛けるのが狙いだ。
ほかに、岩手県大船渡市で語り部として被災体験を伝える男性や、東京電力福島第1原子力発電所事故の避難区域で住民の心のケアに取り組むNPO法人なども選ばれた。応募総数は228件。〔共同〕