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シャープと鴻海、米映画撮影カメラメーカーに出資へ

【台北=中村元】シャープと親会社の鴻海(ホンハイ)精密工業は11日、高精細の映像技術「8K」の普及に向け、映画撮影用カメラなどを手がける米RED社への出資を検討していると明らかにした。両社は昨年、同業のアストロデザイン(東京・大田)にも少額出資した。映像コンテンツ製作に不可欠な安価な8K対応カメラを共同開発し、普及を後押しする。

鴻海が同日、台北市内で開催した春節(旧正月)前の社員向けイベントで、郭台銘董事長が「(REDへの)出資の準備は既に整っている」と記者団に語った。シャープの戴正呉社長によると、出資金額や鴻海とシャープのどちらがどの程度、出資するかなど詳細は今後、詰めるという。

REDは映画撮影に使うハイエンド品を手掛け、米動画配信大手ネットフリックスが自主製作する映画やドラマの撮影にも使用されているという。郭氏はREDと協力して「1年以内に大きさも値段も三分の一の製品を共同開発する」と語った。鴻海の製造技術に加え、シャープが持つ映像向けセンサー技術も活用する考えだ。

シャープは昨年12月にアストロと共同開発した8K対応のテレビカメラを発売。2020年度をメドに世界で3万台程度を販売する計画だ。映像製作のプロ向けカメラの専業メーカーと相次いで組むことで8K技術の早期普及を目指し、自社が強みを持つ8Kテレビの拡販にもつなげる考え。

鴻海とシャープは8Kと並ぶ成長の柱と位置づける、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」や人工知能(AI)の分野でも攻勢に出る。2月1日に上海証券取引所に上場申請した鴻海子会社は、IoTを使った次世代の製造技術やAIなどに273億元(約4700億円)の投資を計画している。

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