プロ野球

2年目山岡、急がば回れ スロースタート焦らず
キャンプリポート オリックス

2018/2/10 20:20
保存
共有
印刷
その他

首脳陣が今か今かと待ちわびる中、7日、ついに山岡泰輔が今キャンプで初めてブルペンに入った。全て直球で30球投げた感想は「よくもなく、悪くもなく」。

新人だった2017年の初ブルペンは2月2日だったが、早く投球を見たい監督やコーチの思いをくんだ結果。内心はもっと遅い時期に延ばしたかったという。

山岡はブルペンをアピールの場ではなく、技術を磨く場として捉えている=共同

山岡はブルペンをアピールの場ではなく、技術を磨く場として捉えている=共同

首脳陣に「順調」のサインを送ろうと、若手は躍起になってキャンプ初日からブルペンに入るものだが、山岡にこの手の気負いはない。開幕はキャンプインから約2カ月後の3月末。そこから逆算すると、初日のブルペン入りはいかにも「早い」とか。昨年のキャンプで「投げすぎた感覚があった」こともスロースタートの背景にある。

早くからコーチらにアピールしようという考えもない。「ブルペンがアピールの場だとは思っていないんですよ。打者が立っているわけでもないし。ブルペンは技術を磨く場だと思っている」。アピールの場と位置付けるのはあくまでオープン戦。「無理してブルペンで投げて、けがしてオープン戦で投げられなかったら意味がない」

2年目にしてはやベテランのような言動に、福良淳一監督は「自分というものを持っているんじゃないか」。一目置き、マイペース調整を容認するのは昨年の実績があるからだろう。

8勝11敗、防御率3.74の数字以上に活躍した印象を残したのは、敗戦投手になりながらも8回2失点や7回1失点と好投した試合が多かったから。打線の援護に恵まれずとも腐らず、シーズンを通じて先発ローテーションを守った事実がチームの信頼を集めた。

活躍したルーキーがぶち当たる2年目の壁も、山岡はひょいと越えていきそうな気配が。スライダーやチェンジアップがある変化球のリストに、今年は「落ちる球と(右打者の)内側に食い込む球を加える」。「技術を磨く場」のブルペンで1年間かけて磨いてきたという。2年目以降を見据えて鍛える新人など、どれだけいただろうか。

今年1月には、センサーを内蔵し、スマートフォンに球速や球の回転数、回転軸を表示させるボールを購入。理想の球の追求に余念がない。

キャンプでの「急がば回れ」の精神や、長い時間をかけて変化球をものにする流儀は東京ガス時代から。プロ入り後も過度に他人の目を意識せず、ただ己の道を歩む落ち着きは22歳のものとは思えない。

(合六謙二)

保存
共有
印刷
その他

電子版トップスポーツトップ

プロ野球 一覧

 ヤクルトの石川雅規投手が10日、東京都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1千万円増の年俸1億500万円でサインした。プロ18年目の今季はチームトップの8勝を挙げ「まだまだやれるというのを見せられた …続き (16:46)

契約更改し、記者会見する阪神の藤川(10日、兵庫県西宮市の球団事務所)=共同

 阪神の藤川球児投手が10日、兵庫県西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、6千万円増の年俸2億円でサインした。来季途中に40歳となるベテランは、2005年以来のリーグ優勝を見据え「矢野監督をどうして …続き (16:41)

契約更改交渉後、記者会見する広島の野村(10日、マツダスタジアム)=共同

 今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せずに残留した広島の野村祐輔投手が10日、広島市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2年契約を結んだ。来季の年俸は現状維持の1億2千万円プラス出来高払 …続き (15:44)

ハイライト・スポーツ

[PR]