2018年2月21日(水)

民間テスト巡り議論白熱 入試英語シンポ 東大

社会
2018/2/10 18:31
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 東京大は10日、大学入試での英語試験をテーマとしたシンポジウムを開催した=写真。2020年度から始まる大学入学共通テストへの民間の検定・資格試験の導入を巡って、議論が白熱。英語の研究者から民間テストの採点の質や公平性に疑問が相次いだのに対し、業者側は「(民間テストには)長い蓄積がある」などと訴えた。

民間試験の導入について議論が白熱した(10日、東京大学本郷キャンパス)

民間試験の導入について議論が白熱した(10日、東京大本郷キャンパス)

 東大によると、1月10日の告知から2日間で定員280人に達し、急きょ中継の副会場を用意。約400人が来場した。

 文部科学省は「読む・聞く」に加え「話す・書く」技能を測るため、共通テストに、英検やGTECなど民間の検定・資格試験を導入する。2018年3月に利用する民間試験を公表する。

 文部科学省の山田泰造大学入試室室長は、高校で学年が上がるほど入試に出ない「話す」の指導が減ると指摘。「(今は)入試で2技能しか見ないことが指導の足を引っ張っている」と訴えた。

 京都工芸繊維大の羽藤由美教授(外国語教育)は採点の質や公平性の担保など課題を指摘。宮本久也・全国高等学校長協会長は「高校の授業が民間試験対策になりかねない。民間試験のウエイトは小さくして」と求めた。

 共通テストへの参加を申請しているベネッセコーポレーションの込山智之・GTEC開発部長はGTECの問題例と学習指導要領の記述を対照させて、両者に整合性があると強調した。

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