2018年2月20日(火)

JR北路線見直し、存廃巡り5分類 道有識者会議が報告

北海道・東北
2018/2/10 15:32
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 JR北海道の路線見直しを巡り、北海道は10日、道内交通網の指針を議論する総合交通政策検討会議を開き、各路線の方向性に関する報告書をまとめた。利用状況や地域での役割を踏まえ、対象12線区を5つの区分に分類。維持への協議の必要性やバスなど他の交通機関への代替に向けた検討などに触れた。道はこれを基に沿線地域とともに見直し論議を加速させる。

夕張線はJR北海道と地元が廃止で合意した

 報告書によると、宗谷線(名寄―稚内)と石北線(新旭川―網走)は幹線交通網の役割から「維持に向け検討を進めるべき」と位置づけた。

 「維持に最大限努める」としたのは、観光路線の役割を持つ富良野線(富良野―旭川)や釧網線(東釧路―網走)、北方領土に隣接する花咲線(釧路―根室)。「維持に努める」路線には、地域の農産物を輸送する根室線(滝川―富良野)、通院や通学で地域の利用がある日高線(苫小牧―鵡川)、室蘭線(沼ノ端―岩見沢)を挙げた。

 一方、輸送密度(1キロメートルあたりの1日平均輸送人員)が小さな路線は「他の交通機関との代替を含めた協議が適当」として、根室線(富良野―新得)、留萌線(深川―留萌)、日高線(鵡川―様似)を挙げた。1日あたりの平均利用者数が10人以下の区間もある札沼線(北海道医療大学―新十津川)は「バス転換も視野に協議を進めるのが適当」と触れた。

 同会議では今後、鉄道に対する考え方を盛り込んだ指針をまとめる。

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