2018年5月25日(金)

子供への暴力・虐待、世界で10億人 WHOが対策要請

2018/2/10 9:11
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 【ジュネーブ=共同】世界保健機関(WHO)は9日、世界で2~17歳の子供の2人に1人に当たる約10億人が暴力や虐待の被害に遭っていると推定されると発表した。WHOは「看過できない状況だ」と指摘、子供への暴力をなくすための法整備や親への支援など7項目からなる対策の指針を公表し、各国に取り組み強化を求めた。

 WHOによると、犯罪や紛争などによる暴力は10~19歳の少年の死因の2番目を占める。子供の5人に1人以上が身体的虐待、3人に1人以上が精神的虐待を経験しているという。性的虐待についても少女の約18%、少年の約8%が被害に遭ったことがあるとみられるとした。

 WHO当局者は「子供への暴力は深刻な結果をもたらす。被害に遭った子供はアルコールや薬物乱用など問題行動に陥りがちだ」と強調した。

 WHOがまとめた指針には、体罰禁止などの法整備や、暴力多発地域での警察活動強化、子供たちへのケア体制整備、若い親への教育などの支援が含まれている。

 WHOなどは今月14~15日にストックホルムで子供への暴力撲滅に関する閣僚級の国際会議を開催する予定だ。〔共同〕

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